若者は生産することに興味を持たれよ

ピーキャリおおたです。

みなさんは今、どんなお仕事をしていますでしょうか。
私は最近、東京貧困女子という本を読みました。
https://books.rakuten.co.jp/rb/15749484/?variantId=15749484

  • 奨学金を満額借りた大学生は40歳くらいまでそれを背負って生きていく可能性がある
  • 高学歴女性が専業主婦になりシングルマザーになってしまうと、次の就職先は簡単に見つからない
  • 生活保護を受けてしまうと、大学に進学はできない
  • 国や行政は予算を付けて、低学歴の人材を現在圧倒的に足りてない介護職へ引き込もうと必死
    →官製ワーキングプアを量産

キャリアコンサルタントを学ぶ上で、ホランドの職業選択理論を学ぶのですが、そこではRIASECという職種のカテゴリに分けられます。
その中のSの社会貢献に属する人が結構多いことを感じています。社会や人のために尽くしたい、これは本当に大切なことだと思います。
ただ、福祉関係は国や自治体が大きく関わっていることもあり、しばらくは賃金の上昇は見込めませんし、民間でサービス展開をするとなると、福祉の勉強だけでは足りないので、結局他のスキルを学ぶことが必要です。
そして、一番の課題は福祉のサービスからモノが生まれることはない、あくまで奉仕のお仕事であるということです。エッセンシャルワーカーと呼ばれる大切なお仕事であるということには間違いないのですが。
よって、このような仕事はたくさんの人生経験を積んだ人が目指すべき職種なのではないか、と感じています。
理論やスキルだけを学ぶことだけでは、フォローしきれない部分も多いのではないでしょうか。

では、若者たちはどんなことをすべきか?
それは、生産をするという仕事です。
つまり、自分の創るモノからお金を生み出す仕事。
ものづくり、システム構築など、顧客がお金を出したいと思うサービスを創ってほしいということなのです。
これからは人的資本が必要な社会になってきます。今まではモノや仕組みが大事だったのですが、これからは人の力が必要です。アイデア、意見、議論、そこから生み出される新しいサービスをもって世界と闘う。

人的資本経営とは
人的資本経営とは、人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる経営のあり方

経済産業省HPより

それでも、福祉に興味があるならいいのです。ただ、やりたいことが特にないから福祉業界と考えた場合、ちょっとまってください。
私と一緒に自己分析をしてみませんか?
そこで何かが得られるかはその人次第にはなりますが、ただ、自分をしっかり見つめる時間が必要だと思います。遠回りをすることも大事だと思っていますが、納得しながら歩み続けるほうが少しは今後の変化があるかもしれません。

この記事を書いた人

ピーキャリおおた

ピースキャリア代表おおたです
千葉県野田市在住
自己分析支援を中心に、就職・転職支援をしています。
マルシェではワンコイン相談、イベントではワークショップを開催してます。
友だちのように気軽に相談できる環境づくりを心がけている、キャリアコンサルタントです。