駆け出しキャリコンが「高校生の探求ガイダンス」をやってみた

ピースキャリアおおたです。
今日は先日やらせていただいた、高校生の探求ガイダンスの講師の感想を含め、講師を駆け出しキャリコンがやってみるとどうなるのか、を、キャリアコンサルタントなんて稼げないと思われている人に向けて書いていきます。

経緯は前回の記事を見ていただきたいと思います。

当日も緊張がとまらず、朝2回ほど練習を重ね、早めに現地へ向かい、それでもどうしても落ち着かず、手前の駅にてコーピングのひとつのカフェオレで一息つく私でした・・・

コンテンツができるまで

私が考えたプログラムは「ワクワクを探す」という内容でした。
いろいろな方が「わくわく」という言葉を用いて、将来を考えたりするのをみていて、私も「わくわく」することって大切なことだなと思うようになりました。
そして、もっとできるだけ早くこのわくわくという言葉に敏感になっておくべきだったと思ったのです。
よって、高校生のうちから、わくわくすることを考えてもらい、辛くなったときもいろいろなことがイヤになっても、わくわくを探しに行ってほしいと考えたのでした。

でも、最初はこんな漠然な内容で、どうにもなりませんでした。
しかし、NPO法人キャリアbaseのふくもとさん、くらもちさんという強力なアドバイザーが、イチから丁寧に寄り添ってくださいました。
まず、アイデア出し。

おおた

わくわくについての授業がしたいです、具体的にはまだわからないのですが・・・

ふくもとさん

承知しました、どんどん思ったこと言ってくださいね

ふくもとさんが私の言うことや、イメージ、私の発信内容から、とりあえずいろんなことを書き出してくれます

いろいろ話を重ねたのですが、だいぶ煮詰まった際に、たまたまNPOの居場所に来ていた高校生からのヒントが得られます。

Aくん

デパートとかお店に行くとわくわくしますね!

偶然が偶然を呼び、私の初めてのガイダンスコンテンツは「わくWAKUデパートに行こう!」となりました。

これはくらもちさんが作成してくださったMAPです。絵がとても上手なので、作成をお願いしてしまいました。
1~2日かかるとのことだったので、お忙しい中本当にありがたく思っています。
これを用いて、高校生にはわくわくを探しに行ってもらいました。

一番緊張で大変な準備

内容が決まると、スライドの作成にとりかかります。
これがまた、私が手をつけると、なんだか堅いパワポの内容になってしまいます。
そもそも、高校生というものが、どのようなものなのか、どのへんまで噛み砕いていいのか、感覚が全く分からなかったのです。
真面目に対応しないと「上から目線」になりやしないか、なども懸念していました。

なんか面白みもなく、堅いイメージ・・・

これを見た、くらもちさんがMAPとあわせてスライドも変更してくださいまして・・・

くらもちさん

おおたさんのイメージに合わせて修正してみました!ご確認ください。」

こんなにかわいい仕上がりに変更してくれたのです!(CANVA使用だそうです)
ふくもとさん

あくまでも主役は高校生。
真面目にしたら、つまらなくて寝てしまうかもしれないから、楽しくやれるものにしましょう。

おかげさまで、そのような貴重なフォローをいただきながら、私は当日を迎えることができました。
何度となく、スライドも作り直し、ある程度型ができたところで、オンラインでリハもおこないました。
私は最後に、授業を何十回も経験しているくらもちさんに尋ねます。

おおた

練習はどのくらいしましたか?

くらもちさん

そうですねー・・・、4~5回くらいでしょうか。
あと、リアルでもふくもとさんにお願いしました。

リアル・・・!それは私もお願いしたいのですが・・・。
日程作れる日ありますか?

私のラッキーと言わざるをえない、この質問のおかげで、リアルでのリハーサルもやっていただけることになりました。
そのおかげでなんとか「こうすればいいんだ!」のヒントを得られたと思います。
「こうすればいいんだ!」という具体的なことは、

  • できるだけ、全体をみながら話す
  • 教室をぐるぐる回って、状況を確認したり、コミュニケーションをとる
  • 自己紹介やアイスブレイクで、講師を認識してもらう(興味を引く)


リアルでのリハーサルは、実際に生徒を目の前にしてみて、初めて分かることだなと感じました。
オンラインではなかなかつかみにくかったと思います。(そもそもオンライン苦手なんですけどね!)

リアルでのリハーサルのあと、1週間あったのですが、自分の中で毎日1回は練習する、仕事でできない日は、別日に回数を増やすという目標を立て、毎日1回は練習するようにしました。
voicyという音声アプリでトップパーソナリティの伊藤羊一さんが、「大事なプレゼンの時は100回練習する」という話を何度もされていたので、私もそれを目指しましたが、私はそこはできませんでした。
なので、羊一さんのように完璧な話はできなかったかもしれないけれど、内容を覚えるところまでは話せるようになったので、自分の中ではよしとします。

授業をしてみて

最終的に、なんとか無事に授業をすることができました。
実際やってみると、全然ワークに取り掛からない生徒もいましたし、一人ワークの時間もグループでみんな同じ答えを導いていた、などいろいろでしたが、結局みんな最終的には取り組んでくれたし、アンケートも全回収できたと思います。
アンケートの内容もまずまずで、「もっとわくわくしたい!」という回答がとても嬉しかったです。
講師が40代に見えないという、素晴らしいコメントも入っていてウハウハでもありました笑

それでは、最後にまとめですが、駆け出しキャリコンでも講師はとりあえずできるということがわかりました。
ただ、よく聞く話ではありますが、以下4点はしっかり守っていくべきだと思います。

  • 準備には1ヶ月以上かかるということ
  • 練習は必ず毎日するということ
  • コンテンツ内容は覚えること
  • 体調管理には気をつける

    実は今年度の市のジョブカフェ講師も決定しました。
    この経験を生かして、ジョブカフェの方でも精一杯やってきたいと思います。
    確かに駆け出しキャリコンは「稼げない」かもしれない。
    その分、得られるものは大きく、どれもが財産となり、今後に必ず生かせます。
    行動をやめずに、チャレンジして、体感すること、を意識したいですね。
    自分は駆け出しキャリコンだ!という方、一緒に頑張っていきましょう!

この記事を書いた人

ピーキャリおおた

ピースキャリア代表おおたです
千葉県野田市在住
自己分析支援を中心に、就職・転職支援をしています。
マルシェではワンコイン相談、イベントではワークショップを開催してます。
友だちのように気軽に相談できる環境づくりを心がけている、キャリアコンサルタントです。